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マンション火災後の復旧作業|工程・注意点・業者選び
マンション火災後の復旧作業
― 工程・注意点・業者選びまでをわかりやすく解説 ―
マンションで火災が発生した場合、鎮火後すぐに元の生活へ戻れるわけではありません。
火災による直接的な被害だけでなく、消火活動による水害や煤(すす)汚染、健康リスクまで考慮した専門的な復旧作業が必要になります。
今回は、マンション火災後の復旧作業の流れと、注意すべきポイント・業者選びの考え方について、実務目線で解説します。
火災後に起こる主な被害とは
1.火災による直接被害
火災では、内装材や構造部の焼損、家財の消失・変形が発生します。マンションの場合、一室の火災が上下階・隣室へ影響するケースも多く、電気・配管・耐震性への影響確認が不可欠です。
初動で被害状況を正確に把握できるかどうかが、その後の復旧スピードを大きく左右します。
2.消火活動による二次被害
消火に使われた大量の水は、次のような二次被害を引き起こします。
- 床や壁への浸水
- カビの発生
- 電気系統の漏電・ショート
特に木部や断熱材に水が残ると、後から腐食や異臭が発生することも。早期の排水・乾燥処理が重要です。
3.煤(すす)汚染と健康リスク
煤は非常に微細で、壁・天井・家具・家電の内部まで入り込みます。しかも油分を含むため、通常の清掃では完全除去が困難です。
煤には有害物質が含まれることもあり、呼吸器トラブルやアレルギー悪化などの健康被害につながる恐れがあります。
見た目だけでなく「健康面」からも、専門的な煤除去が必須です。
火災復旧作業の基本的な流れ
1.安全確保・現場調査
最優先は建物の安全確認。構造の損傷、有害物質の有無、設備状況を専門業者が調査します。
この段階で写真・動画の記録、保険会社への報告も進めておくと、その後がスムーズです。
2.残置物の撤去・分別
焼損・汚染された家財を撤去し、リサイクル可能物/廃棄物に分別処理します。
この工程を丁寧に行うことで、悪臭や再汚染を防止できます。
3.煤の除去・専門清掃
素材に合わせた洗剤・機材を使い、壁・床・天井・設備内部まで徹底洗浄。
専門業者なら、素材を傷めず、再付着を防ぐ処理が可能です。
消臭・消毒・空気環境の回復
● オゾン燻蒸による消臭
火災特有の焦げ臭・化学臭は、換気だけでは取れません。オゾンの酸化力で臭いの元から分解する方法が有効です。
※高濃度オゾンは危険なため、必ず専門業者が実施します。
● 薬剤散布による消毒
高温多湿になった火災現場は、カビ・細菌が繁殖しやすい環境です。消毒と同時にカビ対策を行うことで、再発防止につながります。
● 換気・空気清浄
換気+HEPAフィルター搭載の空気清浄機を併用し、目に見えない有害物質まで除去します。
内装の復旧・リフォーム工程
- 壁紙・床材・天井の補修・張替え
- 電気配線、水道設備の修繕
- 最終クリーニングと仕上げ
単なる原状回復ではなく、耐火性・断熱性の見直しまで行うことで、再発リスクを下げられます。
失敗しないための注意点
業者選びのポイント
- 火災復旧の実績が豊富
- 見積もりが明確
- 保険対応に慣れている
- アフターフォローがある
アイコムやクリーンメイトなど、火災復旧を専門とする業者への相談が安心です。
火災保険は必ず活用
火災保険は、復旧費用の大きな助けになります。申請手続きや書類作成も、専門業者がサポートしてくれるケースが多くあります。
悪徳業者に注意
- 契約を急がせる
- 極端な値引き
- 見積もりが曖昧
少しでも不安を感じたら、複数社比較が鉄則です。
まとめ
マンション火災後の復旧は、「安全・健康・生活再建」すべてを考慮した専門対応が不可欠です。
正しい工程を理解し、信頼できる専門業者と連携することで、復旧は確実に、そしてスムーズに進めることができます。
火災後の不安や疑問がある方は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
